向かい風に隠された
追い風の行方を追う少年のように
僕の右手にあるのは
不確かな確かを記すコンパスだけ
インプットされた言葉と
アウトプットされた音
吐き出しては
此処に無いモノ
忘れられても
水たまりには鮮明に映る
息を潜めた過去のシナリオ
どうやって僕は未来に変える?
過ぎ去る景色
代わらぬ街路樹に
季節を纏い意味をもたらすように
何を憶い日を浴びる
階下を見渡せばノイズまみれの日々
フィードバックしてた言葉も
涙も向かい合わせの鏡の中へ
残響された真実
反響された実像
遮れない
此処に無いモノ
忘れられても
水たまりには鮮明に映る
息を潜めた過去のシナリオ
どうやって僕は未来に変える?
空が泣いても
声が枯れても
過ぎ去る景色
代わらぬ街路樹に
季節を纏い意味をもたらすように