邪魔する雲さえない空に きっと嫌気がさすのでしょう
「雨降りがいい」だなんてまた 大それたことを言うのでしょう
月明かりが空から降りてきた それは誰のための光なの?
「暗闇をどうか照らしてよ」 そんなことをそっと呟いた
抱き寄せた体は想像以上に火照りはじめて
夜の空へ立ち昇るのさ 滲む星と歪む月へ
どうか忘れないで あの日見た満月を
ささやかな贈り物 二人だけの秘密
まるで夢見ている心地の中 聞こえるよ
軽やかなラストステップ 刻み踏む音が
艶やかな君の姿には 月明かりがとてもよく似合う
鮮やかに光るネオンは 夜の街に点く揶揄なのさ
抱きしめた体は想像以上に火照るばかりで
夜の空へ昇華してゆく 滲む星と歪む月へ
どうか忘れないであの日見た満月を
なめらかに描かれた 二人だけの秘密
まるで夢見ている心地の中 聴こえるよ
軽やかなラストステップ 甘やかなラストソング 真夜中に響満月の夜