ちっぽけなプライドは捨てて
男は意地と我慢で生きていけと聞かされた
親父が酒を浴びて語る言葉は
やっとこの歳で沁みるようになった
頭の中身は成長してないけど
オレも一人の男として酔い心地で語る
嗚呼、息子よお前の夢は叶わないだろう
誰もがもがき苦しんで敗れていくんだ
嗚呼、息子よお前の夢は叶わないだろう
最後は全て捨てちまって忘れていくんだ
大人になったら怪獣になるはずの
俺は結局落ちぶれて うたうたいを目指した
子供染みた ヤケクソ混じりの
下手くそな歌をこしらえて 喉を枯らした
投げ出したり 唾吐きかけても
ちっとも汚れやしないから 何度も担ぎあげた
嗚呼、息子よお前の夢も叶わないだろう
それでももがき苦しんで闘っていくんだ
嗚呼、息子よお前の夢も叶わないだろう
男は意地と我慢で闘っていくんだ
怪獣の息子にしてやれなかったけど
お前は俺の弱さを踏み潰してくれる
嗚呼、息子よお前も夢を持ち続けろよ
誰もが嘘と言うような でっかい夢を
嗚呼、息子よお前も夢を持ち続けろよ
大人なんかじゃ抱えきれない でっかい夢を
クリスマスにプレゼントをくれる
サンタクロースの正体は俺なんだぜ