アオゾラ
ひどく晴れ澄んだ空の日 アスファルトは気持ちよさそうで
僕はそれをふみつけるように 歩いていた

毎日をつみかさねても 減ることしかないくつの底は
もう二度と戻ってこない 君と重なった

ただそばにいたかった それだけでは足りなくなった
寄りかかる君の重さも止めた

僕がいつか欠けてなくなった時 泣き叫ぶ君を予想できずに
押し付けていた「僕」の存在に 君は泣いて分かれ告げた
晴れた空の日

君の最後の泣き顔が まだ焼きついた僕のこの目に
今の空はまぶしすぎて 涙が出たんだ

今君もこの空の下 酷く晴れた
同じリズムで息をしてたら

君のいない今日という日は 時計も僕も止まったままで
僕は限りなく水に近付いた ああふがいないな
君のいない日

ただ夢をみたたんだ きっと 君のいるゆめだった
二人確かに 笑ってた あの時

大切なものも くつの底も もう二度とすりへらさぬように
歩き出せたなら もう一度君と 並んで笑い合える
晴れた空の日

僕がいつか欠けてなくなった時 泣き叫ぶ君を予想できずに
押し付けていた「僕」の存在に 君は泣いて分かれ告げた
アオゾラの日

君といたアオゾラの日