開き、覗く青空 夢を買う灯と成す
故に届かず
そう、何を指差す
生まれた意味を見出せないまま ただ見つめた――現実を
渦巻く欲がほら 手招くその先に
少女の歌声は 響かない
白い部屋で独り求める命を、映し出す底と理想を眺めて
『見放された少女』は何を歌う
『抱きかかえた未来の涙』のその未来を願う一人の祈り
まだ届かない――答え
寂れた街、滲む青空
瞳は虚ろにゆらめく
震える手を伸ばした先に触れた心の声
「もう生きて居たくない」
現実から目を逸らしても容赦なく近づく波のような世界
その白い部屋の中 停滞した箱の中
そう――その手は何も掴めない
覗く青空 夢を買う灯と成す
故に届かず
そう、何を指差す
『抱きかかえた未来の涙』のその未来を願う一人の祈り
まだ届かない――答え
痛みを抱えては悲鳴をあげるように 生きる事の意味をただ抱えながら……