髪を束ねた君が微笑んでくれた 花の香りがしたんだ
年下の君はずいぶん大人になったね 世界で一番可愛いお姫様
君と眺めた海を南国の島からアロハ少女はマグカップで泣いた
僕は君を疑い 目をそらしたある日 姫は毒リンゴを食べ眠りについた
君の愛し方を小人達は教えてくれない 小人達に聞くことすらできない
一番汚い馬鹿な小人でいいさ だから目を覚まして笑って
姫よ そこの村人が ほら鳥の絵を描いているよ
「すごく上手ね」と目で喋った ほら花の香りがしたんだ
永遠に装う馬鹿な小人に笑いながら 君が目を覚ませば僕は消えるさ
君が愛せるような王子なんかじゃなくていいさ だから好きなままでいさせて
姫よ 星を眺めながら ほら 口笛を吹いてみなよ
「全然鳴らない」と息を吹いた ほら花の香りが
姫よ・・・ 姫よ・・・