リバース
初めて自転車に乗れた日
空を飛べるような気がしてた
汚れたスニーカー 怒られるまで遊んだ

公園のフェンスに登って
少し大きくなれた気がしてた
住み慣れた街 それがすべてだった

ビルの隙間から切り取らなくても大きなキャンバスがあって
大人になったら何になろうか いつでも描いていた

忘れないで 忘れないで
好きな色で塗りたくった
あの空を その想いを
忘れないで

年を重ねていく度に いろんな事を覚えてくけれど
大事な物も それなりに失ってんだ
楽しいのか 悲しいのか 基本は変わらないはずなのに
気付けば自分で足かせを 頑丈にする

知識や常識にとらわれてうまく笑えないんだろう
子供に戻ったら何をしようか いつしか夢見ていた

思い出して 思い出して
飽きる程に笑ってた
あの頃を 本当の君を
思い出して

後戻りじゃないよ
ここから軌道修正だ
壊れた物も形を変えて 大きくなればいい
忙しい日々も足を止めてみりゃ大きなキャンバスがあって
これからはどんな自分になろうか
いつでも描けるよ

忘れないで 忘れないで
好きな色で塗りたくった
あの空を その想いを

思い出して 思い出して
飽きる程に笑ってた
あの頃を 本当の君を
忘れないで