誰もが夢を描いていた青空の上には
数え切れないほどの衛星が飛び交って
宇宙の向こうとかあんまり興味がないから
ここにいるのは必然なんです
呼吸が止まるまでそんなに時間がないから
慌てて走り出した
明日の天気を占って高く飛ばしたサンダルは
きれいな放物線で虹をつくっているってさ
20年前だとか全然ピンとこないから
すれ違うのは当然なんです
ぼんやりしていたら置いていかれてしまうから
早い者勝ちの世界を駆け抜けろ
単純な日々の組み合わせ、それが重なり合って四重奏になる
待ってたって仕方がない ここからが始まりだよ
何気ないその巡り合わせ、それを偶然で片付けないでよ
こんなもんで終わりじゃない
それを明らかにしてみたいんだ
いたずらな神様、指をくわえて見ていろ
古びた望遠鏡で星を探してみたけれど
200万年くらい前のきれいな思い出なんだって
光の速さなど大したもんでもないから
止まってても差し支えないです
両手を広げても何も掴めやしないから
せめて居場所くらいは確かめろ
空を見上げて目が覚める 誰かの足跡が
ふわふわりと流れて消える 千切って捨てられた雲
デタラメな鼻歌で十分なんだよ
きらめく世界の片隅で歌う小さな声に耳を澄ませてよ
どうしたって空は飛べないけど もっと遠くに響かせたいんだ
何気ないその巡り合わせ、それを偶然で片付けないでよ
こんなもんで終わりじゃない
それを明らかにしてみたいんだ
気まぐれな王様も構うもんか、今更
いたずらな神様、指をくわえて見ていろ