君の手のひらで
独りで探してた
大きめの傘 できれば柄の白い
もうすぐ雨が降る
子どもの頃なら
無邪気にはしゃげてた
雨粒の音 聞こえる風の声
今年も冬が来る
足跡は地に流れてった
君の真ん中へ
夜を待つ片隅で
冬の瀬に追われても
裸足のまま駆け出せる
雨はまだ続くから
街の裏側で
肩をすりよせる
銀色の海 明かりはまるで月
ここから見てたんだ
目の前のドアは開いていた
僕の知らぬ間に
街角の悲しみは
夜に溶けてなくなる
溜め息はひとつだけ
雨はまだ続くから
夜を待つ片隅で
冬の瀬に追われても
裸足のまま駆け出せる
雨はまだ続くから
街角の悲しみは
夜に溶けてなくなる
溜め息はひとつだけ
雨はまだ続くから
雨はまだ続くから