ぼんやりFMを聴きながら開く
白いページ
相も変わらぬ交通情報から
何も知れず
向かい合う記号
僅かな母国語
わからない云う脳
されど詰め込む夜
ならば不必要可決
きっとそこからでも見えるから
暗い部屋に一人でいたい
傘もささず立っているんだよ
どしゃぶりの曇り空の下
ふと背中越し流れだす声
そっと心寄せて
いつもと違うとこ
その視線の先 レンズの奥
どんな君だって素敵
変わりゆく角度
0になった頃
飽き飽きした現象
鳴り響くは警鐘
ただお腹が減るばかり
部屋の明り変えていない
今も暗いままで
きっとこれでよく見えるから
どうかまた会えますように
きっとそこからでも見えるから
暗い部屋に一人でいたい
耳を塞いで唄っているんだよ
どこか誰に聴いて欲しくて
行方知れず
「同じ色など何処にもない」
暗い部屋に一人みたい
窓の外未だ待っているんだよ
さざめく光の中
失明しそうな両の目をこすって
見えた先に