また音も無く扉が開く
透明な部屋には灯りも無くて
今離れてく足音だけが
凍える雪の日に響いて消えた
見えていた形在るものが
消えてった言葉探して
在るはずの想いを無視して
もう二度と心へは還らない
君はその手をかざして隙間からこぼれた未来
僕はただ手を伸ばす様に届かない過去を知った
君はその声で世界の終わりを導いた
僕はこの手を伸ばす様に願いを空へ流した
もう君が居無い透明な部屋
また音も無く扉が開く
『君のそばに居たいよ 願いはそれだけ』
また朝が来て絶望を生む
曖昧な記憶が光を濁す
見えていた形在るものが
消えてった言葉探して
在るはずの想いを無視して
もう二度と心へは還らない
君はその手をかざして隙間からこぼれた未来
僕はただ手を伸ばす様に届かない過去を知った
君はその眼を逸らして戻らない場所を消した
“そばに居るよ”
手を伸ばす様に僕が居た印を探すのだろう