何時か迎えに来ると云った事
些細なおまじないの様に
あの日途切れた侭の物語の
最期の一頁の一齣
続編を匂わせながらも恐らくは
打ち切りだろう
それでいいさ
もう埋め合わせられないよ
どれくらいの面影を置き去りにしたんだろう
キミが最期に交わした
何の当ても無い約束が
今も片隅に残っている
些細なおまじないの様に
キミは覚えていないだろう
何の意味も無い戯言だ
何時か迎えに来ると云った事
些細なおまじないの様に
あの日途切れた侭の物語の
最初の一頁の一齣
展開を期待させながらも予想以上に
泣き笑い愉しんだ
それでいいや
キミと幾つも交わした
現実味の無い約束が
往き場を失くして彷徨っている
夢から醒めてしまわぬ様に
キミの得意の癖だった
何の罪も無い戯言だ
無邪気な侭に何時も頷いた
夢から醒めてしまわぬ様に
期待しないでいたい
ただのおまじないでいいから
もう埋め合わせられないよ
どれくらいの面影を置き去りにしたんだろう
キミは覚えていないだろう
キミの得意の癖だった
何時か迎えに来ると云った事
無邪気な侭に今も頷いて
ほんの少し期待抱きながら
些細なおまじないの様に