東京駅
ため息一つ モヤモヤ 心残りを詰め込んで
軽いリュックの中身が はじけそうなくらい

その気になれば 本当はすぐに逢えるはずなのに
重い腰を上げたら 振り返らずに

まるで雲の隙間から 天使の梯子がさしこむ様に
ホームにすべり込むライトは 迷える恋を照らす

走る 走る 君のいる街に 逸る想いを追い越して行こう
窓の外の沢山の町は 遥か彼方 追い越して行こう

始まりはいつもここから 背伸びを一つ 歩き出す
僕の想いを乗せた青と白のラインが行き着く場所

まるで二人の距離なんて 無かった事にしてくれるみたい
絶え間なく続く人波は すれ違いを隠してる

走る 走る 君のいる街に 逸る想いを追い越して行こう
気づかなければ始まる事も無い 心の行方を探してる

あの日 別れた後ろ姿を 未だ追いかけられずにいる
あの日 迷った問いの答えを 未だ見つけられずにいる

走る 走る 君のいる街に 惑う事無くたどり着く先に
答えを見出す力があるなら この感情の距離も埋める

走る 走る 君のいる街に 逸る想いを追い越して行こう
気づかなければ始まる事も無い 心の行方を探してる