記憶通信
記憶通信

ひとりが好き、楽なところ
頑張りたくない、格好わるい
勝ち負けとかどうでもいい
お約束のひとりごとです

置いてきぼり怖くなった
わざと逆に歩き出した
〃ひとりが好き〃じゃあどうして
泣くの?

決まりゴトは決めたコト
意固地になって強がった方が負け
それでも、フツーよりいいだろ
普通って一体なんなのさ
誰の物差しで測ったんだ

僕がこうやって思ってるイマ
君はドコで何をしている?
仮に僕ら隣に居ても
分かり合えやしない

緑が好き、散歩が趣味
血液型、得意なコト
好きな場所、季節、言葉の類い
いくつ僕ら重ね合える?

ましてや思い出なんてそうだ
あの日、あの時、何をしてたか
知れないから知りたくなる
知ってしまうのが怖い

この期に及んで精神論
違う、導きだせる数値がいる
それならば丁度ピッタリの
言葉を知ってるよ「言い訳」って

ほら、僕は君と出会った
知れない思い出、悲しみが出来た
これが全部「言い訳」ならば
本当のコトを教えて

雨を待っているよ
何度何度も繰り返して
叫んでいるよ
僕らは変えられない
イマを生きるのなら
それでも君に潜っていくよ

僕の知らない君が居たコト
決して触れないその思い出も
僕らこうして同じ時間を
生きてるイマだけでいい

ほら、だから僕ら離れないよ
「言い訳」も全部ホントになる
お約束のひとりごとだよ
グルグル頭の中を回るよ