昨日は眠れなかった。もうだめだ。誰か助けてください。というのは冗談で、毎日楽しくて仕方なくて死にそうで、笑顔が引きつるぐらい笑顔で、新しい感情と古い感情が混ざってわからないぐらいに喜びがあり、絶望も虚無もひとっかけらもありません。新しい扉は気が狂いそうになるほど心地よい重さで僕を奮い立たせ、明日へ進め進めって言うし、うしろからはありがたくも頑張れ頑張れって背中を押してくれます。自分はみんなに共有されていて連帯感を忘れることはないし、他人なんてものはこの世にないんじゃないかというぐらい愛に包まれています。ご飯は今日一食も食べていないけれど、チョコレート一枚で生きていられるし、音楽も鳴らし、それを誰かにきいてもらうこともできるし、空虚なんてありえません。どこもかしこも何かしらで埋まっています。ああなんて充足感!何も考えずに毎日を過ごせる!僕は今世界で一番幸せな時間に抱かれているのです。