曇りのち雨の空に君を失って
予報外れの夕立 涙も枯れた夏の夕闇
繰り返す雨の音は耳を澄ます度強くなる
傘をさして歩いていく君が遠くなっていく
雨に滲む淡い背景 戻るはずの無いあの時
刻むときよどうか今だけは僕の姿滲ませて
雨音は鳴り止まない 掻き消された僕の心は
思い出と後悔と空白を雨に降らしている
雨音は鳴り止まない 掻き消された僕の心は
左回りの夢を今はもう少しだけ見ていたい
予報どおりの晴れと 予報外れの雨と君と…「 」
雨上がりアスファルト 思い出さえも連れて行って
続いていくこの世界で君の為 君を越えていくよ
時計の針は僕を追う 右回りの夢を見せてくれる
「いつかまた会えるから」 傘を差して君が去っていく