伝えられない思いをこの胸にしまう。
其れを溶かして闇へ流せば雨は止んで
今の僕は無力すぎて脆い。
後も先も無い今だけに願う
光を消さないように
頬を伝う涙の理由は深く
失う瞬間の意味を知った
細い腕を掴んで気づいた
守れなかった僕が弱かったんだ
If…願えればこの闇は滲み消える
歩み寄れなかった二人
振り切って生きていく振りをしていた
気づいていた でも嘘をついた
笑って また君を傷つけて
最後に触れた指先
不意に見せる君の顔が少し悲しそうで
僕は胸が苦しくて…
少しだけアンバランスな時間だった
そんな曖昧な時間と距離が二人を離すよ
嘘が嘘な訳じゃない ただ今は
指きりもできない 約束だから
手を伸ばせば触れられるのに
近くに居て遠い君は少しずつ薄れていくよ
笑って また傷ついて
終わりなんて初めから無くて きづけなかった
崩れて行くよ 砂の城 そう君は解っていたね
歩み寄れなかった二人
傷つけてしまった君に
真実を言えなかった今日も
笑って君に手を振った
If…もう少しだけあと少しだけ 嘘をついていたい
If…願えればこの闇は溢れ終える