一人ぼっちでお酒を 飲んだくれてもいいじゃない
さびれた路地裏の 看板も無い酒場で
肩張って意地張って 生きてくのにも時々ね
疲れてきちゃうのよ 自分が選んだ道でも
この歳まで一人で 何とかやってきたのよ
いまさら誰かに甘えるなんて できやしないわ あぁ
涙の一粒も ホロリこぼし終えたなら
黙って出て行くわ そんな目で見ないでよ
別に男がいなくちゃ 生きてゆけないわけじゃない
逆に気楽でいいわと 自分に言い聞かせてる
苦い恋もあったけど そんなことはどうでもいい
気がつきゃ理想ばっかり 現実離れしてくわ
なにもかもに疲れて 街を一人歩けば
楽しそうな若い子ばっかりで イライラするの あぁ
さびれた路地裏の はやりもしない酒場なら
うるさくもされないし ちょうど都合がいいのよ
強い女の仮面を かぶって生きてきたのよ
世間の荒波にもまれたなら
生身のままじゃ傷ついて立ち直れない
大丈夫ほっといて なぐさめなんて要らないわ
優しくなんてされたら ボロボロ泣いてしまうわ
涙の一粒も ホロリこぼし終えたなら
黙って出て行くわ そんな目で見ないでよ