水引
さっきの事忘れたように
動き出す身体 もう町の中
少し疲れたどこかで休もう
差し出す手も払い退けてた

溶けだす飴
千切れた水引
ただ思うのは
君の居ない明日のこと

止まない雨
忘れた指切り
わからず屋の猫が
水引を運んだ

ここに来ないのか
ここにはもう来ないのか
溶けた飴が
水引を造る