僕たちは 慣れてく
この街のリズムとテンポに
君たちは 溶けてく
君たちの中の一人に
交わる二つの路線
そういう人間だ、僕
よく知ってるだろう?
もっとも終点だ、ゆっくり乗ろう
足りないものなどない、
そんなとんだ勘違いを
いつまで続けるんだ そこの構ってちゃん
つまらない顔 見せるなよ
ますます嫌いになる
恋の歌 書ければ良いのに
肝心なものから 逃げ続けるだけ
その安っぽいラヴソングの
平たい高い声は 確かに届いて
いかにもな転調に 不覚にも僕は涙した
大体わかってる"つもり" 世界も僕も
言葉にならない日 つまり何も無い日
そう単純でも無いんだよ
こう見えてそれなりに我慢
弱虫ぶるな 頼むからさ
そんなもんじゃないだろう?
欲しいものはそう、沢山
手に入らないものに 焦がれる只の日
陽が暮れて夜になっても
うわのそらのまま、いったりきたり
あとどれくらい走れるかな?
メーター見た音楽家が呟いた
泣いて寝て鼻を詰まらせた僕は
きっとまだやれる
この僕は生きてく
全身柄物の夜を越えて
君たちと生きてく
疲れた朝に目覚めたら歌いだす