雨の降る街はどこか寂しくて
君のため息が胸に突き刺さる
甘い匂いのする店の前で
君は立ち止まり僕を手招くの
首を振る僕に拗ねた顔をした
いつの間にか雨も上がり
そっと傘を閉じて
わかっていたように
手と手が触れた時
※心が通じ合う瞬間がほら
あまりに愛おしくて
僕は呼吸も忘れて
君を見ていた
こんな些細な奇跡をこれからも
二人で起こしていけるなら
つないだ手はずっと離れないよ
透明な空気
光のプリズム
つんとするような
アスファルトの匂い
まるでいつか読んだ本の世界
僕と君が主人公の物語を綴る
何度もぶつかり合った心
弾けて涙に混じり
地面に落ちて虹を描いていく
今も二人が二人でいれること
その意味を忘れなければ
物語はずっと続いていくよ
空は機嫌を直し
光を取り戻す
何だか僕らみたい
先に見える未来は霧がかかって
ぼやけているけど
二人だけの虹の橋渡るよ
「悲しい恋なんてしなくていい、僕がずっとそばにいる」
あの日の言葉覚えているかな
※Repeat