音のない夢の中で
浅き吐息は眠る
夜がくり返し明けても
息は続きはしない
星に霜が降るとき
月は銀の嘆息を漏らす
色褪せた心に
君の姿が映る
このまま霧になって
流れのままにこの身をまかせ
遥かにきらめく光の中に
消えることができるなら
色のない夢の中で
夜の鏡の中に
帰り遅れた光の
影がきらめく
月が時を止めるなら
間に合うかもしれない
ひび割れた心に
君の声が届く
このまま霧になって
流れのままにこの身をまかせ
遥かにきらめく光の中に
消えることができるなら