River
毎日一緒に向かった。
初めてのデートあそこだった。始まりの川。止まってる場所。
学校帰りにあの川。
川の向こうはとても遠かった。
二人の距離は近くとも川の向こう遠かった。

この日のために生きてた。
この日のための初めてのpilot。
新しい服…新しい靴。
学校抜け出し君に会い…
夜になるまで語り合った…
何も迷わず…楽しかった。

「もう時間だ」と言う君が、
可愛く見え、切なくて…
「今、彼氏いるのかな?」
「好きな人はいるのかな?」
「大事な人は誰ですか?」
「こんな僕じゃだめですか…?」

あぁ、今、思えば止まってる場所
狩野川の河川敷…拭いきれない思い出
やっとわかった。過去は戻らない
動き出せ。走り出せ。時計の針は止まってる…

「二人の距離は遠くとも、心は近くにあればいい」
会えない時間が切り裂く…
そんな言葉は信じなかった。
あれだけ遠くに感じた…
心は川より離れた。
何を言っても、伝わらない…
自分ことで君が見えない。

あぁ、今思えば止まってる場所
戻りたい…戻れない…君は他の誰かと…
そう思うと胸が苦しくなる。
君は彼…僕は誰?
黒く染められたまま…

あぁ、今、君は誰のものなの?
戻りたい…戻れない…
今ならできるはずだから
あぁ、今、君は何をしているの?
君は彼…僕は…

あぁ、今、僕にはこいつがある
音を出す。声を出す。自分の思うがままに

叫ぶ。この音と共に叫ぶ。
狩野川の河川敷、反対でもきこえるよ

人は人にしか支えられない…
わかってる…
でも…今は…誰に頼ればいい?