二月の独り言
やけに小さく 遠くに見えた
並んで歩くあなたの背中 雨上がりの午後
「元気でいるか?」「寂しくないか?」
自分自身に問いかけるように、独り言のように

流れ流れる時の隙間に思い出される懐かしき日々
一つ一つ洗い流す 笑顔の奥にある悲しみも

どんな顔して あの日のボクは笑ってただろう
そんなことすら Ah-… 覚えてないや
顔を無くしたヒトは溢れる
犬に飼われる隣人様の名前さえ知らない

何か違うと気付いていながら
何も出来ない自分がいるんだ
出来もしない口約束の数だけまた増えてきて

口ぐせは「忙しい、忙しい。」
身を守る言い訳や愚痴が大好物です
あなたは誰?ボクは誰ですか?
ほら、名前を呼んでよ

何か違うと気付いていながら
何も出来ない自分がいるんだ

人を羨む弱い心も それも自分と認めてみようか
ダメな自分好きになって やっとやっと誰かを愛せるから

流れ流れる時の隙間に思い出される懐かしき日々
一つ一つ洗い流す 笑顔の奥にある悲しみも 苦しみも