どこか虚ろな夕方に
打ちひしがれた男たち。
波に乗せたメッセージは
未来へ繋ぐ、儚い想い。
沈んでもない太陽はぐっと
紅くしがみ付こうと迫る。
振り切る間もなく、溶け出して
僕はふいに泣いた。
何かしろと夏は捲くし立て
訳もなく好きな秋になり、
真っ白な雪に埋れても
溶け出す春は勇気をくれた。
言葉にはならない想い。
それを生み出した、果てない悲しみ、喜び。
君の残したそれが僕のすべて。
何も知らない人たちが笑う。
買い被り過ぎた妄想者。
行き着く先に失望してる、
そんな自分に怯えてる。
必要とされる事はあっても、
縋り付いたり出来ないから
気付いて。救い出して。
少しだけ抱きしめて。
5年分泣いた朝には、穏かな1日を下さい。
5年後に辿り着く僕が、お前達に帰れますように。
横に並んだ2つのソファー
音を忘れたオルガン
何もない 何もない
ココには何もない。
朝も間近に雨は降り出し
捨てられた靴が泣いている。
やり殻となった花火の山は
輝いた夜を懐かしむ。
風のない空
乾いた地面
寄せ集めの楽器と絵顔は、今はもう切なくて。