違った未来が 足元に並んだ
願った風景は たやすく途切れて
消えてった熱の 描いた輪郭線
行くしかないだろう 選んだこの先へ
さよならの上に また一つ 意味を積み上げて
重なって舞ってパッと散って 飛び跳ねる音
それぞれ 限られた弧を描く
またどっかで 交じって輪になって 広がるのだろう
ひとりの朝、進む
始まった生活の 雑踏の真上に
湿った感情が まだ離れなくて
空っぽの世界は 音も無く 不完全
「行くしかないんだ」と 言葉にすがる
戦って背負ってパッと散って 胸の熱を見失って
削って振り絞って立って 押し殺して笑い合って
重なって舞ってパッと散って 飛び跳ねる音
それぞれ 限られた弧を描く
またどっかで交じって でっかい輪になって
この迷い 消えるまで
ひとり、進む