こんな僕の作った歌なんか、
誰の心にも届きやしない。
ちっちゃい頃から音楽が
好きで好きでたまらなかった。
聞くだけで心は晴れて
歌うだけで楽しくなれた。
あー いつからだろう
聴こえない音が増えてきた
あー 君にはまだ
愛や夢 希望や笑顔
聴こえてますか?
こんな僕の歌った歌じゃ
誰の気持ちも晴れやしない。
今の僕が歌った歌なんかじゃ
誰の笑顔も取り戻せない。
わかった気になってたんだ
自分に間違いなどないと。
好き勝手やって生きてきた。
その上変に大人ぶってた。
あー 月はこうも
なぜ幽玄に映るのでしょう?
あー いつからだろう
愛や夢 希望や笑顔
聴こえないよ。
こんな僕が歌った歌じゃ
誰の命も救えやしない。
今の僕が歌った歌なんかじゃ
誰の涙も止める事は出来ない。
あー たった一人が
認めてくれるそれだけで
あー 僕にもまた
愛や夢 希望や笑顔
聴こえてくる。
「僕ら」だけの歌じゃないんだ。
「僕ら」だけが歌った歌じゃなかった。
いっぱいの笑顔達と
皆の涙が詰まった歌だから
下手くそな歌と
下手くそなギター
不器用な生き方で
誰かを笑顔にするために。
それだけのために
歌を 歌う。
唱おう