クオリア
氷が溶けはじめた
30分かもう
口を閉ざしてから

あなたの思考はどうして
遠のいてくよもう
悲しいフリをして

夕日の残骸が見せるダンスも
草花 香りが揺らすこの空気も
散文 四小節

クオリア
あなたのその声、言葉を
信じていて
どうして
伝わらないかな なんて
嘘くせえなぁ

君はまた空を眺めて
僕の声に気づきもしなかった
君はまた空を眺めて
僕の声が聞こえないフリをした

クオリア
あなたのその声、言葉を
信じていて
どうせさ
原理的に不可能、なんだろう
わかってはいる でも

あなたの
笑顔がこの意識と僕を
つないでいて
そうだから
原理的に不可能や可能は
関係ないだろ