記憶
夏空 潮風 雨雲 記憶
手のひら放して 呟く一人
「サヨナラ またね」と言ったのは 僕
「もう二度と会えない」泣いていた 君
過去形にされた未来が
ここに存在したなら
嘘つき 流れた星は 遠くに輝く
駆け抜けたのは 明日を見ないため
溢れてしまう 心だけ
泣いたのは 時間を戻すため
暗闇は見えなくなった