ガラスの箱
目の前にあったものが
正しいと思っていたんだ
そうか全部 妄想
それほど必要じゃないんだ

可能性が一分もあれば
目の前が曇るのだろう
それが全部 悪いのか
おれにはわからないが

ひとつだけ言っておくことがある
おれは結局わがままだから
この向こうに連れて行きたい
泣いても引きずりまわす

理想が崩れ 思想が弱くなってる
いつも理想が 曲がった思想が
邪魔になってさ
もったいないなあ

この先僕らがどこまでも行けるのなら
楽なのだが
それがわからずにいつまでも
赤色が友達のままだ

狂ったふりして 一等賞
踊らせてやったよ 一等賞
悩みなんかないくせに

この先僕らはどこへ行こう
見えるけれど動けないのが苦痛だ

理想が崩れ 思想が弱くなってる
いつも理想が 曲がった思想が
邪魔になってさ
希望が霞む 橋は崩れたけど
傷が開いて道も拓いた
ガラスの箱 割って向こうへ