未来の映像
子供のとき瞳に映す
今流してみたら目の前の景色のままで
映写機はまわるのに
かわりばえのない画面
知らない間に重ね撮りしたっけな?
好きな分なくなっていって
だけど”一番”をどこかにしまってたんだ
確かなものだけがまだ僕の奥の方で叫ぶ
どうする?夢が邪魔する、違う。
僕が邪魔してる。
『自分で選んで消した』って言い聞かせるさ
原因を挙げればきりがないほどで
『誰かの視線や言葉をなぞればいいや』
それなのにどうしてあきらめずに探してるんだ?
誰の声で動いてるの?
僕の声が僕を 動かすんだ。
”大好き。” 叫んだ分だけ
響いて染みて痛いけど
だから、好きだから逃げずに
ここまで来たんだよ
見えなくても 届かなくても
描きたい姿が目に浮かぶから
正しいんだ
好きだから 夢だから
もう見えなくなるから
手を伸ばすよ
確かなものだけが今、目の前の道を照らすんだ
どんなに荒んだ世界でも 生きれるのは
僕らが愛せるからさ
どんな世界でも 愛せるんだよ
きっと誰かを。 きっと何かを。