駆け込み訴へ
夢に獣が三匹
人によお似ている
見上げればもう靴の底
不埒な微笑で正義ごっこ
んでもう醒めても人は何万匹
いや何億匹と夢と大差なく嗤う
子宮の中を抜け出して
生命を、此の生命を

「永遠」知りたい
誰の世界だ
無茶しちゃったって苦茶になったって真世界を
でも、生命捨てたい
有限の時間じゃ
もう灰に為っちゃって宙に舞ったって
未来が何だって未完成

誰がどうだってこれが何だって
何処行こうなんてわかんねえ
でも何故を問うたって何時も解答はどっちでも無い

「純粋理性」だってこの世界じゃ
比較の対象だ 夢幻
だから、人間してたい
有限の時間に
でも、なんのカント云ったって
何度捨て去って消え去ってまた惑う

誰に為ったっけ
誰で在ったっけ
目を開いたってわかんねえ
でも目を瞑ったって見えるもんなんか
在る訳ない
でも「無い無い」っつってごねてたって
未完成な自分じゃ不完全
光に恋焦がれ目が眩む
だから 酸素を、酸素を

短い疑問符の寿命
煩い記憶の集合体が
血中躁り踊るアドレナリンが
「不快な存在定義だ。訴えろ。」

誰がどうだってこれが何だって
何処行こうなんてわかんねえ
でも何故を問うたって何時も解答は何処にも無い
でも「無い無い」っつってごねてたって
未完成な自分じゃ不完全
光に恋焦がれ目が眩む
だから 酸素を、酸素を

故に獣何万匹
いやもう何億匹と夢と大差なく嗤う
子宮の中を抜け出せ
生命を、此の生命を