海辺の黄金
人は鳥の歌を歌う
波間に隠れた千年
男たちは果てを夢み
女たちは祈りを織って

辺りに気配が満ちて
遠い鐘の音が響く
まだ見ることのない場所へ
心はいつか帰る

過ぎ去ったもの
想いや笑顔
まだ僕にはわからない
海辺の黄金

黄金色に輝く
懐かしい空の光
世界はその姿を
君にもまた見せるだろう

もうこんな場所まで
もうこんな時間まで
夜の帳が降ちても
太陽の在り処を知って

心を満たし
大股で歩き
浮かび上がり沈み込む
海流の傍らで

色彩が
時の声が
正しい心はいつか知る
海辺の黄金