飛燕草
立ち止まり見上げた
空、流れる雲を追いかけて
嘆いてばかりの今をきっと
繰り返すのだろう

心を閉ざしていた
鍵穴のない西洋錠
乾いた指先のなぞる
君の足跡

翳る月と
僕の弱さは
似てる気がしたんだ

ここに僕は立っているよ
誰にも見えない日陰でも
いつかきっと日の目を浴びる
背伸びををしていても疲れるだけだから
飛燕草、もうすぐ花開く