夏姫
誰かに気をとられ振り向くあなたも
人ごみに流されて僕にも気付かない
ガラス越しに目が合うと時が止まって
瞳に吸い込まれてく熱い胸の鼓動

打ち上げ花火のようです
きれいなその髪も触れられず
イタズラに一瞬で消えていく

その仕草 後姿も 僕ではない誰かにとられたら...
あぁ波に乗る ひと夏の恋 あなたをさらってしまおう

誰かが声をかけ振り向いたあなたの声も
ざわめきに消され僕には聞こえない
白い肌長いまつ毛赤い唇
汗でにじむ僕の背を追い風が味方する

その仕草 後姿も 僕ではない誰かにとられたら...
あぁ夏がくる 夜の浜辺は あなたと踊るキャパシティ

儚く落ちてく線香花火のように
熱いこの恋の火薬に火をつけて

こんなにも あぁこんなにも僕の中でぐるぐる回ってる
きっとたぶんね きっとたぶんね
僕の織姫はあなた

その仕草 後姿も 僕ではない誰かにとられたら...
あぁ波に乗る ひと夏の恋 あなたをさらってしまおう