シーズンロード
舞い散る声が飽きもせず 白けた場所で漂った
月に一度くらいは迷い鳥のように 果てへ果てへと逃げるんだ

海を越えてまで訪れた 艶やかな色をした河口堰
旅が終わってしまえば 本当の夢となる さよなら 僕の「ボーイ・ミーツ・ガール」

争いって言えば ブーケを奪い合う風景
甘い匂いもしないドーナッツを喰らってる
ありふれ過ぎちまって 溶けてく砂糖のよう

この道を歩いてく影は 日毎変わる色彩の音楽を
季節って言葉を歌うのは 君だけになってしまったんだ
シーズンロード

二十歳になるまで抱えてた 向日葵によく似たバラッド
大人になった証にって 踏み潰してったんだ 傷一つないミュールで

可愛いって言えば 小説とチーズケーキの風景
シュガーコーティングし過ぎて もどしてしまいそう
風が吹き荒んだ 地下の街へ逃げよう

この道を歩いてく影は纏う 日毎変わる色彩の音楽を
季節って言葉 口ずさむのは もうこの道を進む時だけ
シーズンロード