人はもっと遠くまで行く事を望んで
同じ道に空が無い事を知って探してる
帰り支度の途中ふと我に返って
懐かしい空気あの空気が頭を過ってく
真珠の花びらを1つ持って 耳飾りの様にあててみる
蘇ってくるのは安らぐ記憶 五つの頃に見たあの夏の日
風が吹く合図で皆同じダンスを踊る様に
揺れ揺られて走り続けた幼いひまわり畑の記憶
引き出しの奥にしまってある筈の写真を
何もせずただ手に取っただけで溢れ出してくる
知らないうちに溜め込んでた痛みを悟って
『とてもとても会いたい』と1人呟いてみる
花瓶の花束を上手に編んで 首飾りの様に掛けてみる
鏡に映るのは大人になった あの日走り廻ってた五つの少女
風が吹く合図で皆同じダンスを踊る様に
揺れ揺られて走り続けた幼いひまわり畑の記憶
辿り着けるまでにどれ程の時が経ってたんだろう…
風が吹く合図で皆同じダンスを踊る様に
揺れ揺られて走り続けた幼いひまわり畑で
手を繋いで遊んでいた目の大きな男の子は
今頃大きくなってどこかで元気でいますか?