アスファルトを打つ五月雨の音
足音と交ざりオーケストラ
銀色の街、銀色の空
白黒まじりのコントラスト
あなたの声…かすれた声
今もまだ聞こえてきそうで雨音の向こうを探すけど
何処にも見当たらない
悔しいよ
幼い頃あなたみたいに
なりたかったの
知ってた?
「はぁ…」大丈夫
前向きなタメ息
でも、涙が止まらない
名前のようにこの手を繋ぎ僕達、守ってくれたよね
だから何度も
あなたに向けて
伝えたい想いを歌に綴った
「じゃあね、また明日ね」とあの時やぶられた約束が
何よりきっと幸せな
約束だと気付いた
たった一つの事で
傷ついてもいい
涙こぼしていい
いつか(+)の力
かえれるように
変えれるように
「じゃあね、また明日ね」とあの時やぶられた約束が
何よりきっと幸せな
約束だと気付けた
今は、遠く届かない唄
厚い隔たりぶち破って
いつかまた逢いに行くよ
あなたが生きる世界へ
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ボーカルコメント
2007年11月。
余命半年
大好きだったおじいちゃんの為に書いた歌。
亡くなるその日におじいちゃんは震える手で手紙を書いた。
「ありがとう」
あんなに心に突き刺さった手紙はなかった。
手紙の返事を渡せないまま
ベッドの上で大きく深呼吸をして3か月も早く、この世を去りました。
だからこの歌を棺桶にいれた。
届いているかな?
「じゃぁね、また明日」こんなに幸せな約束はない。