Little Spirit
バイバイ道に迷う女の子
ハンカチでぬれた髪を拭きながら
不案内なこの町の悪態
つくのは自らの無知で

電子手紙のやりとりを片手で
耳元でくるくると髪を手遊び

幼い彼女、普段なら見向きもせずに通り過ぎていく
煌びやかなネオン街で浮き彫りにされた彼女は
どこか孤独で

歓喜の声をあげながら髪を乱し
御機嫌麗しくリズムを奏で

見境という名の理性を振り払って踊り狂おう
小さめの彼女はお戻りするまた生れ落ちた街へ
またいつか会える日をバイバイ