茨のノート
まただ まただ また諦めた
まただ まただ 自分隠した
同じことの 繰り返しから
さすがに 僕も ハテナ抱いた

まだだ まだだ まだ隠れてる
まだだ まだだ まだ隠れてる
考えてても キリがないから
手に巻き付けた 鎖外した

あちら こちら 咲き乱れてる
花の蜜に 毒があったり
癒し求めて 辿り着いたら
逆に何もかも 持って行かれたり

深く刺さる針のような目で
見てる 見てる 見下している
さあ、どうでしょう?こんな僕でも
目に焼き付けるに値しますか?

過去と今を 秤にかけて
のらり くらり 生きてきたけど
傷一つない 体が嫌で
茨の道を 探し始めた

思い返し足跡辿り
重い手足達は戸惑い
躓くことのない 塗装された
一本道で何 手に入れた?

右を見ても 左を見ても
悪魔 悪魔 手招きしてる
かんかん照りの お天道様に
身ごと丸ごと 焼かれてしまえよ

「明日からはマジになる」とか
「やればできる」 もう聞き飽きた
全部 あの日の 淀んだ空に
散りばめられて 形もないのに

伸びた 前髪に 両目を細めたり
お気に入りのシャツの ボタン掛け違えたり
そうこうしてる内にも 時間は流れて Ah
そろそろ 変わろうか

あちらこちら咲き乱れてる
花の蜜に毒があっても
針のような目も手招きさえも
「Hi Hi」軽くあしらえばいい

粉々まで 噛み砕かれた
過去の僕は とうにいないよ
白いページの 1マス目から
この手朽ちるまで 書いていくから