夕暮れて枯れてく言葉の花は風に
もう一度伝えるべきものを 探す
さよならを重ねた記憶 傷跡のように 残ればいい
赤い空が君を染めてく 僕はまだそこにいる気がしてる
砕けて散ったあの風景は澱に まだひろえるだろうか
嘘みたいな緋色の景色 僕はそれに染まらぬように 笑った
「またね いつか」 その言葉も夜がさらってく
ひとつずつ消えてゆく握り締めた砂のように 君が見つけたあの花の名前も
まだわからないまま
嘘みたいな緋色の景色 僕もそれに染まらぬように 笑った
またね いつか 枯れた花は傷にしたからね
忘れないよ