-淡色の記憶-
パレットの中に絵の具を落とす
白いキャンパスに書き出す 君と僕
映し出される目の前の景色押さえ切れない 気持ち足して
得意げな笑顔で書きつづる 君と始まった 物語
淡い色をした 空の下 日曜日
淡いこの気持ちを できるだけ ちりばめ
のどの渇き 潤すように
白い隙間全部 恐れて塗りつぶす
混じりあいにじむ景色を見て 慌てて上から書き足した
君との 距離・苛立ち・隔たり 消せる色探し 筆をとる
淡い色をした 空がまた見たくて
淡いこの気持ちを できるだけ ちりばめて
変わり行く 色合いを 得意げな笑顔で書きつづっていた
君と始まった 物語
淡い色をした 空がまた見たくて
淡いこの気持ちは混じりあい 黒い雲へ