今日も語りかけるさっき買った缶コーヒー
自販機はいつものようにただただ仕事こなす
それが悲しいなんて寧ろ少し羨ましい
やることが単純でそれでいて完璧だ
自分の精一杯も世間じゃ認められなくて
思い通りに行くなんて夢のまた夢の話
どこからか猫の鳴き声とJ-POPな音が聴こえる
テレビショーの貴方は素敵だねなんてちょっと背伸びした
頑張ってんだよ今はちょっと結果待ちなだけ
だから頑張ってんだよ焦らないで見守っていて
頑張ったんだよそれが限界だとか思わない
まだ届けたい音があるから
深夜2時のブランコが今日も夜風に揺れる
それをただ眺めるんださっき拾った子猫と
「例え誰も聴いてくれなくても歌い続けるよ」
そんな独りよがりな綺麗事は言えないけれど少しで良いんだ
君にだけにはこの音を届けんだ
頑張ってんだよ今はちょっと結果待ちなだけ
だから頑張ってんだよ焦ってんのは実は僕の方
頑張ったんだよだけど終わりだなんて思わない
まだ届けたい音があるから