吐息 白く 走る 高架下
頬を切り裂く 風 強く
揺れ動く 人達に のまれ
喧騒の中で君を探す
拙い言葉で 綴った
くしゃくしゃの手紙ポケットに
冷たい風飲み深呼吸
足早に君の元へ
いくつも日をまたいで今になって
全てが遅すぎたとしても
世界は何事もなかったかのように
繰り返し繰り返しはじまってく
渡せない手紙は何通目?
今でも何処かにいるはずさ
信じて新しい便箋に
今日もまた書き綴り
いくつも日をまたいで今になって
全てが遅すぎたとしても
世界は何事もなかったかのように
繰り返し繰り返しはじまってく
太陽がまぶしくて憎くて
だから夜がとても恋しくて
でも独りきりの夜に飲み込まれ
抜け出せない無限の迷路の中
いくつも日をまたいで今になって
全てが遅すぎたとしても
世界は何事もなかったかのように
繰り返し繰り返しはじまってく
こんな僕にも朝陽が降り注ぐ