夢の話なんてないように いつもわからなくなってしまった
本当の自分にあえない 君はしゃがみこんだままで言った
「あたしを探して
あたしを見つけて
あたしを助けて
あたしを照らして」
手首の傷に錆び付いた花
小さな部屋に住みついた黴
見えてしまったあなたにだけは
「その手繋いでここから出してよ。」
混ざり合ったプランクトンたち いつもわからなくなってしまった
混じり合った彼らは確かに 踊って叫んで残ってみせた
「I am a girl!」
「I wanted to be girl!」
「I wanted to be boy!」
逃げたくなって
止まらなかったその矛盾たち
だれか、だれか、だれか、を待っていた
排水溝に流れていった
だってだってだって
もう変われない
滲んだ透明
浮かんだ現実
「普通の女の子にはなれないの」
神様だった彼に伝えて
「選ぶことはとても残酷ね。」
「見つけてください。」
「愛してください。」
出逢ってくれるのを待っていた
「I am a girl!」
「I wanted to be girl!」
「I wanted to be boy!」
逃げたくなって
止まらなかったその矛盾たち
だれか、だれか、だれか、を待っていた