ふと 目覚めた朝
カモメがうたう
懐かしい歌を聞いた
lulala...
風に乗せて 君へ届けたいよ
もう帰らない街
遠く 蜃気楼に映れど
見失うな
胸に秘めた羅針盤が示す指先
sail on
いくつもの波を越え
傷痕が痛みを叫んでも
息をひとつ吸い込むたびに
また未来へ近づくのさ
そう 確かに
ほら 目を閉じても
まぶたの裏
鮮やかに浮かび上がる
思い出とは―
闇の中でぼくを照らす太陽
さあ 帆を掲げたら
直に強い風が吹くだろう
振り返るな
恐れずとも傍らには消えぬ篝火
sail on
あの雲を追いかけて
手を伸ばす地平線の向こう
果てしなき御空を連れて
物語のページをめくれ
わずかな光の欠片
拾い集めて
繋ぎあわせてみるよ
想い馳せるあの日
誰も戻れない
だから ぼくら
帆をあげるのさ
いつか今日を振り向いたとき
胸を張れるように
いくつもの波を越え
傷痕が痛みを叫んでも
息をひとつ吸い込むたびに
また未来へ近づくよ
sail on
あの雲を追い越して
きっといつか
地平線の先へ行こう
果てしなき御空を連れて
物語のページをめくれ
その未来へと