時計の針を戻して
永遠を信じたふりをした
蓋をした過去の残像
確かめる価値もない
揺らいで
無くさないように
心を縛り付けては
甘い記憶の底を探って
不確かな今を飲み干す
安らぎを知ってしまった
生温い指先が
温もりを探すから
逃れられない夜
溶け合って
確かめるように
言葉をなすり付けては
甘い記憶の中に溶かして
不確かな今に溺れた
流されても泳げればいい
不器用でもいい
心臓を君にあげるよ
要らないだろうけど