どうしてこんなに上手くいかない日々が 自分さえ霞めてしまうのだろう
足りなかったものを数えるよりも 大丈夫でいる為の薬を下さい
組み敷かれた衝動に 眼の奥が揺れて焦げた
交錯した心が飛ぶのを 待っていた
「どこにも行けない」と言った 呪いのように
穏やかな昼間も 本当はもう泣けるくせに
暗闇に浮かんだ花のような私と 天井の模様と始まる空白
いつかおひめさまにはなれないと気付いた 青白い体は埃にまみれた
夢のような夜に夢は 歌うように消えていく
やさしい人はいつもやさしくなくなった
「どこにも行けない」と言った 呪いのように
囚われているのは私 砂の塔 風は来ない
誰にも言えなくて ずっとひとりで
ひどく冷えた視線を 思い出しては呪い続ける
まだ何も愛せないまま かけた呪いはどこへ
誤作動でもいいから 誰かあの日を燃やして
誰か私を愛して