いつもと同じ場所
たどり着くのは早くなる
きみもそろそろやって来る頃
それはわかってる
明日はきっと晴れるとかなんとか
誰かが言ったってぼくらはなんだか
別に興味もないみたいな感じで
それはなんでか
それもわかってる
ここにいないきみと出会って
ここにいないきみと笑いあってさ
ここでぼくら 始まったんだ
ここにいないきみと過ごして
ここにいないきみと恋に落ちて
確かにここでぼくらは繋がってたんだ
この世界の向こう側
そこから届く言葉
その小さな癖がきみをつくってる
それはわかってる
重ねた手から伝わる温もりとか
抱きしめたその確かな鼓動とか
それよりもっと大切な
そう、言わば神聖なもの
それもわかってる
わかってる
顔のないきみと出会って
顔のないきみと笑いあってさ
無表情にぼくら はしゃいでんだ
顔のないきみと過ごして
顔のないきみと恋に落ちて
繰り返しぼくらは夢を見るんだ
消さないでよ
この記憶を
壊さないでよ
この世界を
偽りも飾りもないこころで、言葉で
言葉で
顔のないきみが笑って
イメージの海に包まれてさ
どこまでもぼくは泳いでくんだ
身体なんて要らなくて
ただ言葉だけを連れて行ってさ
いつまでもぼくらは夢を見るんだ
これがぼくらのコミュニケーション
そう、こころとこころのコミュニケーション