淋しい
淋しいよ、独りで
いつも周りには沢山人が居て
皆 笑って 喋って ふざけて 騒いでいた
お世辞じゃないけど惜しみもなくおだて合った声は
軽く 儚く かすんで消えていく
愉しければいいかって、お決まりの台詞で
夢と希望を語ったあの日を忘れかけて
痛い程、好きと想った記憶も遠く
捩れて曲がって 折れて渇いて 空っぽになった
君は"特別"じゃない
分かっていながらここにいるんでしょ
悪いことは何もない
君の、その眼は何?
行きつけのクラブで夜を埋めて
いつも笑って 喋って ふざけて 騒いでいた
愉しければいいかって、お決まりの台詞で
瞳をみつめ優しく微笑み、髪を褒めて名を呼んで…
これまでにないくらい"本気の恋"をして焦がれたい
『嫌いじゃないけど好きじゃない』
だけど、独りで居られない
「馬鹿みたい」そう言って笑う君の、言葉が震えた
気付かないふりして夜に遊ぶ
馬鹿みたいに過ごす夜半の月が照らす、足元落ちる影は、いつも独りきり
淋しい、淋しい夜は
誰かの温もりを探して夜に遊ぶ
淋しい、淋しくて呼ぶ君の名が
いつかたった一人の“特別”になればなと願うよ
作詞:Rui
作曲:Yumi